03月09日: ウォルサム・ダイナックスクォーツの修理
画像の時計は1980年(昭和55年)頃に製造販売されていたウォルサム・ダイナックスクォーツで、当時の価格が15万円ほどしました。ケースの材質は擦り傷に強い超硬質合金、文字盤はブラックオニキス、機械は電池式クォーツで作られています。
フリー百科事典のウィキペディアによると、ウォルサムの正式名称はウォルサム・ウォッチ・カンパニー(Waltham Watch Company )で、アブラハム・リンカーンやジェームズ・ブキャナン、川端康成も愛用していたアメリカ最古の時計ブランドである、と紹介されています。
購入後30年を経過し、電池を替えても調子が悪く、文字盤にひび割れがあったり、部品の入手が困難だったりで、そろそろ日常使用がむずかしくなってきましたが、オーナーの方の時計に対する想いがとても強く、その気持ちにお応えするために、今回オーバーホール修理を行ない、しばらく様子をみてもらことにしました。
新しい時計を買えば済むことだけど、直して使えるものなら、まだまだこの時計を使いたい・・・この言葉を今までに数えきれないくらい多くのお客様から聞いてきました。
時計の仕事に携わる者の一人として、これはとてもありがたい言葉で、時計をそこまで大切に思ってもらえることに改めて感謝したいと思います。
03月08日: セイコー・シャリオのガラス交換
【品名:セイコー・シャリオ】【機械:手巻き式・24石】【品番:CDC190】【定価18,000円】【ガラス:風防プラスチックガラス】【ケース素材:ステンレススチール】
1976年(昭和51年)に製造されたセイコーのシャリオという腕時計のガラス交換の依頼を受け、納期1週間、費用4,200円で作業を完了しました。
シャリオは1970年代から1980年代にかけてセイコーが販売していたドレスウォッチで、薄型で軽い時計を求める方に支持され、人気を博したセイコーの時計ブランドのひとつでした。
03月07日: 腕時計の裏蓋に文字彫り
腕時計の裏蓋に記念の文字を彫りたい、と依頼されることが時々あります。
事業所からの依頼で多いのは、永年勤続や退職の記念品として腕時計を贈呈するときで、一般のお客様からは結納のお返しや還暦のお祝い、結婚記念日や誕生日のプレゼントのときなどに依頼されます。
裏蓋のスペースに余裕があれば、メッセージの他に記念日を彫ることも可能で、下の画像のように「2010.2.14」、あるいは「平成22年2月14日」などと入れることが出来ます。
字体や文字の大きさに制限があるため、細かい注文に応えることは出来ませんが、限られたスペースの中にメッセージを入れることで相手の方にも喜んで頂けると思います。
◆料金:1文字につき200円~◆漢字/ひらがな/カタカナ/アルファベット◆
03月06日: オメガ・デビルの修理とバンド交換
【名称:オメガ・デビル・コーアクシャル・ビザンチウム】【品番:7801.50.31】【バンド素材:アリゲーターストラップ/バンド幅:20mm】【大きさ:ケース径33mm/重さ:70g】【日本定価:388.500円】
オメガ・デビル・コーアクシャルの【ビザンチウム】という時計の画像です。ビザンチウムとは、その昔、東ローマ帝国時代に栄えた都市の名前で、文字盤にローマ数字とアラビア数字の両方を併記した珍しい時計です。
1月に時計の革バンドの交換と、ガラス縁に付着した黒いシミの清掃、錆びた針の交換を依頼され、時間が掛かりましたが、無事に作業が完了しました。
革バンドの値段が44.100円、針交換と黒いシミの清掃が10,500円で、合計54,600円(税込)になりますが、見違えるようにきれいになったので、きっとお客様に喜んで頂けると思います。
03月05日: 1970年代のオメガ・エレクトリックウォッチ
電池式の腕時計と言えば水晶発振式のクォーツ時計を思い浮かべると思いますが、実はそれ以前にもエレクトロニクスウォッチ、あるいはエレクトリックウォッチと呼ばれた電子式の腕時計が存在していました。
画像の時計は1970年代前半頃に作られていたオメガのエレクトリックウォッチで、もはや中古時計市場でもめったには見かけることもない電子式腕時計として非常に貴重で珍しいモデルです。
かなり前にオメガに修理を依頼して断られた経緯があり、メーカー修理は不可能だと分かっていますが、機械を全然別な物に替えてもいいから何とか時計を動かしたい、というお客様からの依頼を受け、時計職人のKさんに相談してみることにしました。
結果はどうなるか分かりませんが、貴重な時計だけに何とか直して差し上げたいと私自身も思いますので、最善を尽くすことをお客様に約束しました。